お店のディスプレイも。(+どうぶつあいご)
- 2015.09.26 Saturday
- 23:14
お店に入ってすぐの
ディスプレイもハロウィンバージョンになりました♪
「おやつくれないと いたずらしちゃぞ♪」って言ってる愛犬ちゃんたちに
とっておきのうまうまをご用意しましょう♪
ハロウィン限定のおもちゃも
たくさん入荷しています。
ぜひご覧になってくださいね。
ちょこっと視線を右側に移すと
ウィンクしてる特大かぼちゃさんがお出迎えしてくれます。
特大かぼちゃはわんこのおもちゃで、お店で販売してるのだけど
あまりに特大すぎて遊び方が私にもわからにゃい。笑
お店の前のスマイル黒板は
スタッフちゃんたちが合作で描いてくれた力作で
スペシャルなモノになっておりますよぅ。
ぜひぜひ見てやってくださいね「♪
若者たちのセンスはすごいのだ^^
.。o○☆○o。
本日のピックアップわんこは
ダックスのバッキーちゃん。
ちょこっと前に
ワクチンが終わって爪切りに来てくれましたよ。
可愛くてつんつんしちゃう。
「またこれから末永くお世話になるからよろしくね」
そう言ってママちゃんは嬉しそうに笑っていました。
お空の国にお引越ししたコロちゃん&ハリーくんの
弟くんとして、家族の仲間入り。
これから どうぞよろしくね。
.。o○☆○o。
今日は動物愛護週間の最後の日だし
ちょこっと今思っていることを書きます。
方々からお叱りを受ける可能性のある内容かも?なのですが
ご興味のある方だけ
左下にある「続きを読む」からどうぞ^^
(ちょこっと加筆しました。またもや長文ですすみません〜)
「えー!買ったん?可哀想で不幸な犬がいっぱいいるのに!紹介できたのに!」
新しいわんちゃんを迎えたことを とある知り合いの人に話したら
そんなふうに言われたんだ・・・と私にぽつりぽつりお話しされたお客さまが
いらっしゃいました。
私にまで申し訳なさそうな顔をされ
「ご縁があってどうしてもこの子が良くて・・」と
何だか悲しそうにおっしゃったのでした。
このご家族は、とても動物を大切にされるご一家で、
これまでもどの子にも平等にきちんと医療をかけ、
深い愛情と工夫を重ね 雑種の大型犬の看護と介護も経験され
更に難病の小型犬を最後の旅立ちまでしっかり見守られた飼い主さんです。
その子たちが旅立った後、お礼に。とお店に来られた時、
「もう犬は飼わない」と悲しみに伏せておられた飼い主さん。
それがやっと「また動物と暮らしたい」と考えられるようにまで
心が回復したところでした。
その子はもうすでに今 いっしょに暮らしているのに・・。
私は何とも言えない複雑な気持ちになりました。
以前にも何度か同じような感じで私にお話をする方たちがいたなぁ。と
思い出したら、お店に来てくださる何人かのお客さまと
仕事先の人たちや仲良くしているメーカーの担当の方たちだ。と気づきました。
どの人も私に遠慮がちな感じで伏し目がちに
「…実はショップから犬を迎えまして」と
とても申し訳なさそうにお話しされるのです。
これから楽しく幸せに暮らしていこうという人たちが
そんなふうにとても辛そうなのです。
これから私が書くことはまた再びアイゴな方たちから
激しいお叱りを受けてしまう可能性を多く孕んでいますが
「かこのわたし」ではなく「いまのわたし」が
思うことを気持ちのまま素直に書いていきたいと思います。
私は、ショップやブリーダーの方からではなく
これまでもずっと新しいおうちと飼い主を探している犬猫を
家族として譲り受ける選択をしていますが、
私はそれを「好きでやっています」。
それは 趣味と同じ。
その方法が必ず正しいとは思っていませんし
ましてやそれが偉い。なんて微塵も思っていません。
だって。「ただの老犬好き」な私の個人的な趣味だから。
「今の私」は、動物をどこからどのように迎えるのかは
それぞれの「個人の自由である。」と思っています。
好きな犬種があって、できるだけ長く一緒に暮らしたいから
成犬や老犬ではなく、仔犬を選びたいという気持ちも理解できます。
それぞれいろんな考えと気持ちがあるのは当たり前。
大切なのは、どこからどういった動物をどのように迎えたか。ではなく
これからどのように飼っていくか。が重要だと私は思います。
これまでも書いてきました「適性飼育」「終生飼養」を守ってもらうことのほうが
出身がどこかよりもずっと大切なんじゃないのか。と思うのです。
私は数年前の数年間。行政のボランティア活動を通して
現実のその裏の裏まで知り尽くし、
これでもか!というくらいコテンコテンに揉まれまくって
ずいぶんスレてしまったのかもしれませんが、
悲惨さを売りにし、「可哀想な犬」を引き取って
ずっと「可哀想で不幸な犬」として飼い続けている人たちや
(その子は一体いつ「シアワセな犬」になるのでしょうか・・)
生活の質を軽視し、医療もかけず「死ぬよりマシ」な程度の飼い方をして
不幸な動物を救った気になっている人たちをたくさん見てきました。
「救った」という一種の快楽で終わってしまって
譲渡後、各種予防や避妊去勢を怠ったり、医療費をかけることをしぶったり
「見守り看取り」と名を変えて動物を放置している人もいました。
「不幸でかわいそうな動物」の数をやたらと増やして
明らかにキャパオーバーしている人たちもいました。
「可哀想で不幸な犬」を救って「セラピー犬」育成に一生懸命になり
その子自身や個性が全く大切にされずストレスでボロボロの状況も
実際に自分の目で見ました。
…動物の幸せってどこにあるんだろう。
私はいつからか気づけば「かわいそうと言いたいだけの動物愛護」も
「不幸などうぶつの感動話」もすっかり苦手になっていました。
別に特別な何かにならなくていい。
人間の役に立たなくていい。
不幸などうぶつは、人間の役に立たないといけないのかな。
救われた動物は人間に感謝し、
ご恩返しをしなくてはいけないのかな。
家庭犬として、家族としてふつうに当たり前に
穏やかに暮らせればそれでいいんじゃないのか。と。
私は咲桜や優月に「救った私に感謝してね」なんて思ったことはありませんし
(そもそも「救った」という思考や表現がイヤなので)
「うちに来て幸せだよね」なんて確認することも押し付けることもしません。
恩を返してもらいたいなんて1度も考えたことがありません。
いつの日か「今」を重ねていくその先で
「この人のそばでこれから歳を重ねるのもそんなに悪くないかもなぁ」と
うっすらぼんやり思ってもらえれば 私は充分に満足だし幸福です。
これまでも今も私は可哀想な犬猫を飼ったことは一度もなくて
どの子もそれなりに疾患を抱えていたり色々事情があったり
訳ありではあったけれど
みんな驚くほどにとても可愛らしくて・・・
うちに来た子たちは 誰に頼まれたわけでもなく
私が選択し 自ら望んで一緒に暮らしたいと思ったから
家族として迎えたのです。
周りに「可哀想」と言われることも
自分が「可哀想」と言うことも
私は好きではありません。
保護動物たちに共通することかもしれませんが
過去に(環境的に)可哀想な「状態」に置かれていたかもしれないけれど
この子たち自身が「可哀想で不幸な動物」な訳ではない。
どの子もみんな愛おしさのかたまりです。
なので、私だって「ご縁を感じて 好き好んで飼ってる」という点では
ショップの子を迎えたことと始まりはほとんど同じじゃないかなと
自分では思います。
私は、動物の乱繁殖に長年心を傷めていますし
生体販売を決して応援はしていません。
だからこそ「生体を扱わなくても仕事として成り立たせることができるんだ。」
ということを自分の身を持って実証したくて
生体販売・生体繁殖、子犬・子猫の販売に伴う仲介も一切しないお店を
12年前にこの場所に作ったのです。
新しいお家を探している保護犬・保護猫を迎える
という選択肢もあるということを
ご存知ない一般のみなさまに知ってもらうことは
大切だとは思います。
だけど 実際にどんな子をどこから迎えるかは
それぞれの自由だと思うのです
決して義務ではないのだから。
正義を盾に押し付けるのはちがう。
どなたがどこからどのような状態の動物を迎えようと私は
「可哀想」という感情だけで迎えるのは賛成していません。
「命を救う」という自己満足に魅了されてはいけないからです。
(過重飼育を含め)ご自身の身の丈に合わない関わり方をしてしまえば
結局持て余し 動物もヒトも不幸になってしまいます。
私は去年に咲桜を迎えたときに
「老犬からでも飼えます」という伝え方をしたことがあって
なんだかそれが、自分の中でしっくり来なかったというか
伝えたいことと自分の気持ちがかみ合ってないと感じていて
それが何なのか、もやもやしていたのですが、
私がみなさまにお伝えしたかったことは、たぶん
老犬を途中から迎えることをお勧めするのではなく
(もちろん引き受ける覚悟と金銭的準備、
十分なケアの時間のある方はぜひ。ですが)
今いっしょに暮らしている子たちを心から大切に
最後までいっしょに過ごすんだという覚悟の元、適正に飼育し
可愛い老犬になってからも変わらず愛情いっぱい
うんと大事にし続けてもらいたい。ということ。
ほわんほわんのあたたかな雰囲気の
幸福な老犬をたくさん見たいのです、きっと 私。
そしてそんなお話を笑顔でたくさんできる飼い主さんを
もっと増やしていけたらいいなぁと思います。
譲渡されたことや迎えたことは
ゴールじゃなくスタートです。
大切なのは、迎えてからの暮らし。
みなさま
これからも 愛犬、愛猫と楽しく
思い出深い時間をたくさん過ごしてください。
その中で楽しく過ごせない時もあると思いますが
その時間も全部含めて出逢った動物たちとの
素晴らしい時間です。
これからもPet Care Stationは
そんなお客様みなさまと動物たちの
応援団でいられたらいいなぁと思います。
*私に話をされた新しいわんちゃんを迎えれた飼い主さまにも
お仕事先のヒトや仲良しのメーカーさんにも
上の記事と同じようなお話をさせていただいたら、
新しい家族をきゅっと大切にその腕に抱きながらとびきりの笑顔で
「これからどんなことがあってこの子を一生涯大切にします」と
おっしゃって帰られました。
私はそんな愛のこもったステキな言葉と大きな笑顔を見れたことが
とても幸福だなぁ。と思いました。
いま一緒に暮らしている動物を責任持って適正に飼育し、
終生心から大切にすること
それが最も尊いどうぶつあいごである。と私は考えます。
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